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IPOの割り当てのある証券会社を探す
じつはIPOはどの証券会社からでも申し込めるわけではありません。IPO株は証券会社ごとに割り当てがあり、上場する会社によっても株の配分数は違ってきます。
IPO投資を有利に進めるには割り当ての配分や、申込みをする証券会社選びが重要になってきます。ここからは、「証券会社への割り当てのチェック方法」や「証券会社の種類による違い」などをみていきましょう。
IPO株の割り当てをチェックする方法
まず下の表を見てください。2018年に上場した「メルカリ」という会社です。これを見ると、証券会社名が9社記載されていますよね。この中で、狙い目はネット証券です。
なぜなら、ネット証券ではない総合証券は、店頭で取引をする、お金持ちのお得意様への配分がどうしても多くなってしまうからです。当選確率を上げるために総合証券からの申し込みもするべきだとは思いますが、まずはネット証券からの申し込みで十分です。
この例では大和証券を筆頭に、みずほ証券や野村證券に割り当てが多くなっていますが、これらは対面式の総合証券と呼ばれる証券会社です。
一方のネット証券でいうとSMBC日興証券、マネックス証券などが該当します。つまり狙い目となる証券会社です。
※細かくいうと大和証券は総合証券ですが、割り当てられたIPOのうち「15%」が「1人1票の完全平等抽選」となるので、総合証券の中でもチャンスの多い証券会社です。
付け加えて、ここには載っていませんが、実は、三菱UFJグループの「auカブコム証券」にも割り当てがあります(三菱UFJモルガンスタンレー証券)。IPO当選率を上げるためには、できるかぎりたくさんの証券会社から申し込んだ方がよいです。
基本的に主幹事となる証券会社には割り当てが多くなります。つまりネット証券が主幹事となった場合はチャンスですので、積極的に申し込みをしていきましょう!
さて、上記にネット証券の例をいくつか挙げましたが、その中でも証券会社によってIPOへの取り組み方はまったく違います。次のページで、IPOに向く証券会社の傾向と特徴をまとめましたので、一緒にみていきましょう!