LINE証券
2023年6月12日に、株取引などのサービスを野村證券に移管すると発表しました。
LINE証券は、無料通話アプリ「LINE」上で株式や投資信託の売買ができるスマホ証券です。普段使っているLINEからすぐに取引ができるので、手間のかからないかんたんさが特徴。
また、LINE証券では「単元未満株取引」に対応しているので、たったの1株から株を買えてしまいます。元手の少ない人や初心者が気軽に始めるのには、うってつけの証券会社といえるでしょう。
株式の売買手数料
LINE証券での取引方法は、大きく分けて「現物取引」と「いちかぶ取引(単元未満株取引)」の2種類があります。
証券サービスの開始当初はいちかぶ取引しかできませんでしたが、2020年5月から現物取引ができるようになりました。
現物取引の手数料
現物取引の手数料は業界最安値水準となっています。以前は、買付手数料が無料でしたが、2021年8月16日より下記の手数料体系に変更されました。
~5万円 | 55円 |
---|---|
~10万円 | 99円 |
~20万円 | 115円 |
~30万円 | 275円 |
~50万円 | 535円 |
~100万円 | 640円 |
~200万円 | 1,013円 |
~300万円 | 1,013円 |
※手数料は税込です。
いちかぶ取引(単元未満株取引)の手数料
いちかぶ取引の売買手数料は、買うときも売るときも無料です。しかし、下の表のように「スプレッド」と呼ばれる、実質的な手数料のようなものが取引時につきます。
また、グループ分けされた銘柄ごとにスプレッドが異なるということも抑えておきたい点です。
取引時間帯 | グループA | グループB |
---|---|---|
9:00~11:20 | 0.35% | |
11:30~12:20 | 1% | ー |
12:30~14:50 | 0.35% | |
17:00~21:00 | 1% | ー |
たとえばザラ場のほとんどはスプレッド0.35%となっていて、株価2,000円の銘柄を1株買う場合、購入コストは「2,007円」となります。
ひっきー
注意点は、グループAのみ「日中取引(11:30~12:20)」と「夜間取引(17:00~21:00)」にも取引ができるのですが、スプレッドは1%となってしまう点です。
市場が閉まっている時間帯の取引(時間外取引)は忙しい人にとってありがたいですが、スプレッドは割高となってしまうので、その点は注意しましょう。
ひっきー
しかたがない場合を除いて「市場が開いている時間帯での取引」をするほうがお得です。
口座の開設方法
これから証券口座を作る人のために、「口座開設~株取引」までをサポートするページを用意しました。
実際の画像と一緒に解説していきますので、まだ口座を作っていない人は参考にしてください(グループサイトの「やさしい株のはじめ方」に移動します)。
取引ツール・おもな特長
1株から「少額投資」ができる
通常、株式投資は100株を1単元として単元毎の取引ができますが、どうしても数万円~数十万円ほどの元手が必要になってきます。
しかし、LINE証券では1株から買える「いちかぶ取引」を提供しているので、少額での株式取引ができます。
ちょっとしたおこづかいでも投資を始められるので、初心者にとってはうれしい限りですね。また、買った株は本人の名義となるので株主優待ももらえます♪
単元未満の優待を楽しみながら、少しづつ株を積み立てて、単元株の株主優待を狙ってみるのもいいでしょう。
アフタヌーンセールでは、取引コスト無料で売買可能!
LINE証券では、定期的にお得な株セールを開催しています。そのうちの1つである「アフタヌーンセール」では、LINE証券に口座を持っていれば参加ができ、セール中は取引コスト無料で何度でも取引ができます。
開催時期は不定期ですが、LINEの中のLINE証券公式アカウントや、Twitterの公式アカウントで随時情報が発表されるので、チャンスを逃さないようにしましょう!
投資信託でコツコツつみたて投資もできる
LINE証券では投資信託も取り扱っていて、全部で33銘柄への投資が可能です(2022年4月現在)。プロ厳選のおすすめ投資信託がそろっているので、膨大な数の投資信託から探す手間もありません。
また、投資信託の最低投資金額は100円(投資信託の購入手数料は無料)となっている上、たまったLINEポイント(1ポイント1円)を使って買うこともできるので、購入のハードルが限りなく低いものとなっています。
ひっきー
さらに毎月1,000円からのつみたて投資にも対応しているので、長期投資の需要にもしっかりと対応しているのがうれしいところ♪
LINEという身近なツールを使いながらコツコツ少額投資ができるので、投資初心者にとってはこれ以上ない条件がそろっています。
LINE Payで入出金ができる
LINEでは、スマホ決済サービスである「LINE Pay」も提供しています。LINE Payでは事前に残高チャージをして決済をするのですが、この残高をLINE証券に入金することができます。
普段からLINE Payを使っている人は多めにチャージをして、一部を通常の決済に使い、残りをLINE証券に入金して投資をするといったこともできます。
決済サービスも提供しているLINEだからこそできる、ユニークなサービスといえるでしょう。
最短翌営業日から取引!
証券会社の口座開設は、多くの場合Webでの申し込み → 郵送受け取りという順序で進んでいきます。郵送が必要なので、口座開設には数日~1週間ほどかかるのが一般的です。
しかし、LINE証券の口座開設に郵送などの必要はなく、すべてWeb上で手続きが済んでしまいます(すべてWeb上で完結するのはLINE証券が証券業界初)。
Web上で申し込みを完了させたら、最短翌営業日から取引を始めることができるので、いますぐ取引をしたい人にも最適です。
2021年5月よりIPOの取り扱いを開始!
LINE証券が、2021年5月末からIPOを取り扱うと発表しました(PRTIMESより)。
LINE証券の口座開設数は100万口座(2021年10月現在)となっていて、ライバルはまだ少ない状態です!早めに口座開設をして用意をしておきましょう♪
ひっきー
それではまず、現物取引の手数料からみていきましょう。