PayPay証券(旧:ワンタップバイ)は儲かる?手数料やしくみを徹底解剖!
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- ニュース
- 2021年2月からの名称がOne Tap BUY → PayPay証券(ペイペイ証券)に変更されました。
「投資って大金を用意しなければできないんでしょ?」、「投資商品が多すぎて選びきれないよ…」、「投資のことを考える時間が多く取れないんだ」。今の日本では、投資に対してこのような悩みや先入観をもつ人は少なくありません。
しかし、これらを一度に解決するサービスが誕生しました。そのサービス名がPayPay証券です。今までにない「スマホでの取引」に特化したこのサービス。どのような仕組みで投資ができ、どういったメリットがあるのかを詳しくまとめてみました。
口座開設に、口座開設料や年会費などは一切かかりません。
「スマホ証券」PayPay証券とは
PayPay証券は、スマホでかんたんに株式投資ができるサービスです。わずか数回のタップ入力だけで、外国株や日本株の株式売買ができ、投資までのハードルがとても低いことを売りとしています。
「いきなり株を買うだなんて、なんだかむずかしそう…」と思われるかもしれませんが、そういった点をPayPay証券はうまく解消しています。PayPay証券は、外国株は37銘柄・日本株は130銘柄に厳選(2019年10月現在)しているので、「多くの銘柄から投資先を選ぶ」という、初心者が一番悩む工程を短縮していることが特徴です。
※参考:日本株の上場企業数は2019年10月現在、3,500社を超えています。
また、PayPay証券ではこういった個別銘柄への投資だけでなく、複数の企業にまとめて投資ができる「ETF」も提供しています。米国株ETFは3種類、日本株ETFは4種類が用意されており、銘柄を選ぶ手間をかけずに投資を始められます。ETFは忙しいサラリーマンや、投資初心者におすすめの金融商品です。
その他にもPayPay証券の特徴として挙げられるのが独特の料金体系です。通常、一般的な証券会社で1単元の株を買おうとすると数万円~数十万円が必要となってきますが、PayPay証券は1,000円~と金額単位での取引ができ、初心者でも投資を始めやすい環境が整っています。
他の証券会社では、株ありきで投資資金を用意しなければいけませんが、PayPay証券では投資資金先行で、自分の好きな金額だけ投資することができるのです。こういったことから、PayPay証券を一言で表すとすれば「初心者でも手間なくかんたんに、少額から投資を始められるサービス」だといえます。
さて、ここからはPayPay証券の投資サービスについてみていきます。まずはサービスの一覧です。
- 日本株・米国株
- つみたてロボ貯蓄
- だれでもIPO
一つずつみていきましょう。
【投資サービス①】日本株・米国株
まずはメインの株式取引サービスからです。PayPay証券で取り扱っている日本株の銘柄は130銘柄(2019年10月現在)となっています。代表的な銘柄を抜粋したので、ご参考ください。
業種 | 銘柄名 |
---|---|
住宅製造販売 | (1)積水ハウス |
食品製造 | (2)明治ホールディングス |
酒類製造 | (3)キリンホールディングス |
コンビニエンスストア&商業施設運営 | (4)セブン&アイホールディングス |
ヘルスケア商品製造 | (5)花王 |
医薬品製造 | (6)武田薬品工業 |
テーマパーク運営 | (7)オリエンタルランド |
Web検索・ポータルサイト運営 | (8)ヤフー |
ECサイト運営 | (9)楽天 |
化粧品製造 | (10)資生堂 |
自動車タイヤ製造 | (11)ブリヂストン |
住宅設備機器製造 | (12)TOTO |
情報提供サービス・情報誌発行 | (13)リクルートホールディングス |
家電製造 | (14)パナソニック |
家電製造 | (15)ソニー |
精密機器製造 | (16)キーエンス |
産業用ロボット製造 | (17)ファナック |
精密機器製造 | (18)村田製作所 |
自動車製造 | (19)日産自動車 |
自動車製造 | (20)トヨタ自動車 |
自動車・オートバイ製造 | (21)本田技研工業 |
生活必需品製造販売 | (22)良品計画 |
カメラ・光学機器製造 | (23)キヤノン |
ゲーム機・ゲームソフト製造販売 | (24)任天堂 |
衛生用品製造 | (25)ユニ・チャーム |
銀行業 | (26)みずほフィナンシャルグループ |
運送業 | (27)ヤマトホールディングス |
警備 | (28)セコム |
ホームセンター運営 | (29)ニトリホールディングス |
衣料品製造販売 | (30)ファーストリテイリング |
上記の日本株と双璧をなすのが「米国株(アメリカ株)」です。取り扱っている米国株式銘柄は37銘柄(2019年10月現在)となっています。日本株と同じく、PayPay証券側で厳選された名だたる企業が並びます。
業種 | 銘柄名 |
---|---|
通信機器 | (1)アップル |
アプリケーション・ソフトウェア | (2)アドビシステムズ |
Eコマース | (3)アマゾンドットコム |
航空機メーカー | (4)ボーイング |
インターネットベース・サービス | (5)ブッキング・ホールディングス |
重機メーカー | (6)キャタピラー |
会員制倉庫型店舗 | (7)コストコ |
アプリケーション・ソフトウェア | (8)セールスフォース・ドットコム |
データネットワーク製品メーカー | (9)シスコシステムズ |
エンターテインメント会社 | (10)ウォルトディズニーカンパニー |
ソーシャルネットワーク・ウェブサイト運営会社 | (11)フェイスブック |
電力設備 | (12)ゼネラル・エレクトリック |
自動車メーカー | (13)ゼネラル・モーターズ |
サーチエンジン「Google」・プロバイダー | (14)アルファベット |
衣料小売専門会社 | (15)ギャップ |
機関投資家向け証券仲介 | (16)ゴールドマン・サックス |
コンピューターメーカー | (17)エイチピー・インク |
ビジネス用途のコンピュータ関連の製品およびサービスを提供 | (18)IBM |
半導体メーカー | (19)インテル |
清涼飲料メーカー | (20)コカコーラ |
ファーストフードチェーン | (21)マクドナルド |
加工食品 | (22)モンデリーズ |
インターネットメディア | (23)ネットフリックス |
ソフトウエアメーカー | (24)マイクロソフト |
スポーツ用品会社 | (25)ナイキ |
半導体素子 | (26)エヌビディア |
医薬品会社 | (27)ファイザー |
家庭用化学品メーカー | (28)P&G |
消費者金融 | (29)ペイパル・ホールディングス |
自社ブランドコーヒーの小売販売会社 | (30)スターバックスコーポレーション |
消費者金融 | (31)スクエア |
総合ファッション企業 | (32)タペストリー |
電気自動車開発・販売 | (33)テスラ |
ミニブログサービス | (34)ツイッター |
国際決済サービス | (35)ビザ |
石油化学メーカー | (36)エクソンモービル |
オフィス機器メーカー | (37)ゼロックス |
こういった銘柄の中から「自分がいい」と思ったものを選んで買うだけです。とてもかんたんですよね。
さて、PayPay証券で投資できる商品は個別株だけではありません。冒頭でもお伝えした「ETF」にも投資ができます。ETFとは、「Exchange Traded Funds」の略で、上場投資信託とよばれるものです。通常の投資信託との違いは割愛しますが、「市場で取引ができる投資信託」と思っていただければいいです。
PayPay証券で取り扱いのあるETFは、「日経平均」やアメリカの「S&P 500」など、市場全体の値動きに合わせて価格が上下するものとなっています。つまり、市場まるごとに投資をするイメージなので、PayPay証券では「まるごと米国株/日本株」という名称になっている訳です。PayPay証券で取り扱うETFは下の7種類となっています。
- 相場が上がったら儲かる(4種類)
- ・SPDR S&P 500 ETF(SPY)
- ・DIREXION S&P500 3X(SPXL)
- ・日経225連動型上場投資信託(1321)
- ・日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570)
- 相場が下がったら儲かる(3種類)
- ・DIREXION S&P500 -3X(SPXS)
- ・日経平均インバース・インデックス連動型上場投信(1571)
- ・日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信(1357)
こういったETFの中にはレバレッジが効いている商品もあります。たとえば「日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信(1570)」であれば、レバレッジは2倍となっています。これは上昇幅・下落幅ともに2倍となるということです。俗にいう「ハイリスク・ハイリターン」な商品といえるでしょう。
レバレッジETFの注意点
レバレッジのきいた商品は、利益が出ているときはいいですが、その反面も然りで、損を出すと大きなダメージを負ってしまいます。自分の運用資金とも相談し、十分に考えてから投資されることをおすすめします。
【投資サービス②】つみたてロボ貯蓄
つみたてロボ貯蓄は、米国に上場する銘柄の自動積立をおこなうサービスです。ウェルスナビを代表とする「全自動運用」とは違い、自分で銘柄を選んで積み立てるサービスとなっています。
つみたてロボ貯蓄は、「高分配・高配当コース」と「積み株コース」の2つに分けられます。
つみたてロボ貯蓄①:高分配・高配当コース
高分配・高配当コースは、米国に上場しているETF・BDC銘柄のうち、「毎月分配」や「3か月毎の配当金」を予定する銘柄を自動で買い付けるコースです。
年利5%を超える銘柄を中心に、全7銘柄を取り揃えています( 2019年10月現在)。
つみたてロボ貯蓄②:積み株コース
一方の積み株コースは、PayPay証券が厳選した代表的な米国銘柄を、自分の設定通りに自動で積立買付をするコースです(1,000円~買い付けが可能)。
つみたてロボ貯蓄は、相場の変動に関わらず定額で積み立てていくので、結果として大幅な損失を避けられることがメリットです(ドルコスト平均法ともいいます)。分配金・配当金をもらいつつ、気長に資産運用をしたい人におすすめのサービスです。
【投資サービス③】誰でもIPO
PayPay証券では「誰でもIPO」というサービスも展開しています。
IPO(新規株式公開)とは、「上場していない会社が株式市場に上場し、一般投資家にも株を買ってもらうこと」をいいます。IPO株投資は最低100株から投資するのが一般的で、2018年に話題になったメルカリを例にとると公募価格3,000円×100株=30万円もの元手が必要になります。
しかし、PayPay証券の「誰でもIPO」を使えば、1株から申し込みができるので、先ほどのケースでいうと、なんと3,000円でIPOに申し込みができてしまいます。2019年10月現在、取り扱った銘柄は「ソフトバンク」のみですが、IPO投資は低リスクの投資ですし、今後どのような取り扱いがあるかわからないので、口座を作っておいて損はないでしょう。
※左から、「抽選申込開始」、「当選祈願中」、「抽選中」、「当選通知」の画面
なぜ少額から取引できるの?PayPay証券の仕組み
投資できる商品が分かったところで、PayPay証券の仕組みについてみていきましょう。通常の株式投資は、「1単元数万円~数十万円」の投資金額が必要となることが一般的です。
しかし、PayPay証券では1,000円~という少額投資ができ、必要な投資金額が通常の投資よりはるかに下回ります。なぜこのような少額投資が実現できるのでしょうか。
それは、PayPay証券側で株式を一度購入し、それを投資家向けに独自に小分け・再販する仕組みとなっているためです。再販の価格はPayPay証券側で設定できるため、1,000円~といったような少額からでも株が買えてしまう、というわけです。
PayPay証券の手数料・コストはこれだけかかる!
それではPayPay証券ではどれくらいのコストがかかってくるのでしょうか。3つのコストについて詳しく見ていきましょう。
【コスト1】 為替手数料
PayPay証券が投資家の代わりに外国株を買うため、為替手数料が発生します。もちろんこの手数料は外国株を買う場合のみかかります。
買い付けは取引レートの+35銭、反対に、売却は取引レートの-35銭となります。例えば買い付けをする場合(片道)で、1ドル=100円であれば、
- 1,000円あたりの為替手数料:3.5円
- 10,000円あたりの為替手数料:35円
- 100,000円あたりの為替手数料:350円
といった手数料がかかるということです。
【コスト2】 取引手数料相当額(スプレッド)
株式の売買手数料に相当するものです。買付は市場価格の+0.5%、売却は市場価格の-0.5%のスプレッドが設けられています。つまり、売買(1往復)をすると実質1%の手数料がかかるということです。
また米国株の取引は、米国株式市場が開いている時間[日本時間で23:30~6:00(夏時間:22:30~5:00)]の間に取引をすると、先ほどの通り±0.5%となりますが、それ以外の時間の取引では±0.7%となるので、この点は注意が必要です。
たとえば1ドル=100円で、23:45に買い付けをした場合は、
- 1,000円あたりの取引手数料相当額:5円
- 10,000円あたりの取引手数料相当額:50円
- 100,000円あたりの取引手数料相当額:500円
といった手数料がかかります。
【コスト3】 入出金手数料
PayPay証券では、ネット証券でよくある「入出金手数料が無料」といったサービスはありません。他行宛の振込手数料が安い、もしくは無料のネット銀行などから振り込みましょう。また、PayPay証券からの出金は、下のような手数料がかかります。
- 3万円未満の出金:
みずほ銀行宛て110円/回(税込)・他行宛て275円/回(税込) - 3万円以上の出金:
みずほ銀行宛て220円/回(税込)・他行宛て385円/回(税込)
PayPay証券の大きな2つのメリット
【メリット1】 お手軽に投資ができる!
PayPay証券のメリットはなんといってもお手軽なことです。スマホでタップを数回繰り返せば、世界の名だたる銘柄に投資ができます。わざわざパソコンでむずかしい画面とにらめっこをしなくても、空いた時間に手軽に投資ができるのが最大の強みでしょう。
【メリット2】 少額から投資ができる!
これまでにお伝えした通り、1,000円~という少額投資ができることも大きな強みであり、PayPay証券を利用するメリットといえます。今までまとまったお金を用意しなければできなかった投資が、中学生のおこづかい程度からでも投資ができます。つまり、誰でも投資ができる環境が整ったということです。
PayPay証券は「積み立て投資専用」という名前のとおり、長期の投資に向いたサービスとなっています。とくに「コツコツ貯金を貯めることが得意な人」には、うってつけのサービスといえるでしょう。
覚えておきたいPayPay証券のデメリット
ここまでいろいろとお伝えしましたが、PayPay証券のデメリットにはどのようなものがあるかまとめました。
【デメリット1】ネット証券の方が少しだけ手数料が安い
外国株購入の場合、SBI証券・楽天証券・マネックス証券の手数料は「約定金額×0.45%~」となっています。PayPay証券は「0.5%~」なので、少しだけネット証券の方が安くすむ計算となります。
とは言っても、1,000円あたりで5円ほどの違いですので、コツコツ少額を積み立てていく場合はさほど気になりませんが、そういった料金体系であるということは頭に入れておきましょう。
【デメリット2】入出金手数料が無料ではない
ネット証券の場合は入出金が無料となるケースが多いですが、お伝えしているとおり、PayPay証券の場合は有料となります。何度も入出金を繰り返せば、その分だけコストがかかることになりますので、注意が必要です。
【デメリット3】買える商品が限定的
外国株37銘柄+日本株130銘柄+ETF7銘柄といった商品数は、「銘柄選びに迷わない」という面でメリットとも言えますが、「他の商品は買えない」という面ではデメリットともいえます。もっと多くの銘柄に投資をしたいといったときには、PayPay証券では物足りなくなるタイミングがあるかもしれません。
口座開設に、口座開設料や年会費などは一切かかりません。
PayPay証券は、スマホを使っていつでもどこでも投資ができます。優待投資で余ってしまった余裕資金をPayPay証券にまわして、つみたてロボ貯蓄などに投資するのもいいでしょう。積立投資は、投資に費やす期間は長いですが、それが投資リスクの軽減に繋がります。
コツコツ少額からでも資産を積み上げていきたいと思っている人は、PayPay証券に一度触れてみることをおすすめします。