1. TOPページ
  2. 株主優待・配当の基礎知識
  3. 株主優待・配当が届く

株主優待・配当が届く

前のページでは「権利確定日についての説明」や「権利確定日カレンダー」を確認しました。想定通り株主名簿に名前が記載され、権利が確定していれば、あとは株主優待や配当がもらえるのを待つだけです。

これらが自分の手元にくるまでは、たいてい2~3か月ほどかかります。これは、配当額決定のために株主総会を通したり、優待を送る際の事務手続きに時間がかかったりするためです。

ひっきー

配当金には3つの受取方法があります!

株主優待を受け取る場合は、小包などで送られてくるので、持ってきた配送業者に押印することで受け取れます。書留の受け取りと同じですのでかんたんですね。

一方、ややこしいのが配当の受け取り方です。配当の場合は、以下の3種類から受取方法を選べます。

方法1:「証券口座」に自動で入金

株取引をした各証券口座に配当金が入金されます。受け取り方法は、株式数比例配分方式を選びます。最もメジャーで私もおすすめの受取方法です。

例えば、同じ銘柄を「A証券で2,000株」、「B証券で1,000株」持っていた場合、A証券の口座には2,000株分、B証券の口座には1,000株分の配当金が入金されます。

また「特定口座で源泉徴収あり」を選択しておけば、配当金を株式などの譲渡損失と損益通算できるというメリットもあります。

NISA口座でも注意!

NISAの配当金を受け取る場合は、この「株式数比例配分方式」を選んでおかないと、配当金が非課税になりません。NISAを利用する人はご注意ください。

方法2:「銀行口座」に自動で入金

あらかじめ指定した金融機関口座に、すべての配当金が入金されます。受け取り方法は、登録配当金受領口座方式を選びます。

たとえば、同じ銘柄を「A証券で2,000株」、「B証券で1,000株」持っていた場合、指定した金融機関口座に3,000株分の配当金が入金されます。

方法3:郵便振替支払通知書を使って、郵便局の窓口で受け取る

郵便振替支払通知書(配当金領収証)を提出し、郵便局の窓口で受け取ります。このページで紹介した3つの受取方法の中で一番手間がかかります。

郵送で郵便振替支払通知書が送られてきますので、住所・氏名を記入し2か所にハンコを押します。あとはご自身でゆうちょ銀行、または郵便局まで行き、配当金を受け取ります。

わざわざ郵便局に配当金を受け取りに行くのが面倒な人は、証券口座に自動で入金してもらうといいでしょう。

ひっきー

例として、実際に送られてきた郵便振替支払通知書をお見せします!

少し見にくいですが、この場合1株あたり10円の配当を支払うので、100株持っている私は100株×10円1,000円をもらうことができます。

ただし税金で20%取られるので、実際にもらえるのは800円になります(画像は税率が10%時のものなので900円になっています)

ですが、2014年からスタートしたNISA制度を使えば、年間120万円までの取引に対する税は0円(無税)となります。NISA口座での売買手数料は多くのネット証券で無料となっているので、積極的に活用していきましょう♪

<表面>
郵便振替支払い通知書

<裏面>
郵便振替支払い通知書(裏面)

※委任欄は、代理人を立てるときのみ記入してください。

「郵便局で受け取りたいけど、やり方がどうしてもわからない!」というときは、郵便局の職員さんに質問してみてください。ていねいに詳しく説明してくださると思います。

配当金の受取方法は、口座開設した後でも変更することができます。一度設定したらもう変更できない、ということはありませんので安心してください♪

ひっきー

株主優待や配当を受け取れば、あとは継続保有をするか、一旦売ってしまうかを検討します。業績に問題なければ、継続保有をして長期継続保有株主向けにランクアップする株主優待を狙うのも一つの手ですよ^^

さてこれで、株主優待・配当の基礎編は終わりです!初めての用語が多く、なかなか疲れたかと思いますが、投資を始めた人はみんな通る道ですので、ご紹介した内容は知識として蓄えていきましょう!

また実際に取引を進めてみて、わからないことがあればこのページを見ていただければと思います^^

次は、優待をお得に取得するための「株主優待の裏ワザ」をご紹介します。

ページ上部へ移動