東証プライム | | 貸借銘柄

FPG(7148)の株主優待&配当

FPGは、2023年9月権利分をもって優待制度を廃止しました。2024年4月現在、優待制度の実施情報はありません。

過去に実施されていた優待内容

◎QUOカード(クオカード)

【株式継続保有期間1年以上】
1,000株 2,000円相当
3,000株 6,000円相当
5,000株 12,000円相当
【株式継続保有期間2年以上】
1,000株 2,500円相当
3,000株 8,000円相当
5,000株 15,000円相当
【株式継続保有期間3年以上】
1,000株 3,000円相当
3,000株 10,000円相当
5,000株 20,000円相当

コメント

FPGは、「タックス・リース・アレンジメント」という、あまり耳なじみのない事業をおこなっています。この事業は投資家や銀行から出資してもらったお金で「海上輸送用コンテナ」や「船舶」、「航空機」などを買い、それを海運会社や航空会社に貸し出す(リース)事業となっています。

この表現だと出資者の見返りは「リース料で得た収益の還元」のように思われそうですが、実はそうではなく「税の繰り延べ効果」が本筋です。リース開始数年(リース期間の半分ほど)は、コンテナや船舶の購入代金がリース料より高い状態が続き、赤字が発生します。出資者としては「損失」となるわけですが、ここがミソです。

出資者(主に中小企業など)はこの「損失」と「本業の利益」と相殺することで、全体として利益が圧縮され課税を繰り延べることができます。そして数年後に出資金の償還額が返ってくるわけですが、そのお金を退職金支払いなどに充てることにより、本当はかかるはずだった法人税の税率(40%)ではなく、退職金にかかる税率(22.5%)でおさまります。つまり、「企業としての税金」と「退職金に対する税金」の税負担の差分が軽減されるというわけですね。

FPGの主な利益は「出資者の出資持分販売手数料(出資額の15%程度)」となっており、リース本来の収益よりも、税の繰り延べ効果に焦点をあてためずらしいビジネスモデルといえます。

ジャンル別の優待一覧

各種ランキングから株主優待を探す

ページ上部へ移動