PC表示スマホ表示
 株主総会徹底レポート!
トップページ株主総会徹底レポート!コメダホールディングスの株主総会に行ってきました!

【2017年5月】コメダホールディングスの株主総会に行ってきました!

公開日時:2017/06/09

コメダホールディングスの株主優待品 画像

 

コメダHDの株主総会へ出発!

5月30日に、愛知県名古屋市に本社を置き『コメダ珈琲店』を全国展開する、コメダホールディングス(3543)の株主総会に出席してきました。会場は地下鉄鶴舞線の浅間町駅から歩いて10分の「ウェスティンナゴヤキャッスル」です。

 

ウェスティンナゴヤキャッスル

 

株主総会開始の30分前に会場に着きましたが、すでに会場の半分程度が埋まっていてザワザワ…。議決権行使書を提出すると、お水が1本もらえました。当日はかなり暑かったので、とてもありがたい気配りです。

 

お水のプレゼント

 

来ている方の年齢層は高めで、男女比は6:4くらいです。以前参加した「岡谷鋼機」と違い、ご夫婦やママ友どうしで出席している方がちらほら見られました。

10時に臼井社長の挨拶で株主総会がスタートし、下のような流れで進みました。

  • (1)監査報告
  • (2)事業報告
  • (3)成長戦略
  • (4)決議事項の説明
  • (5)質疑応答
  • (6)採決
  • (7)新任役員のあいさつ

 

事業報告などは決算説明会資料としてアップされると思うので、質疑応答のみ載せます。質疑応答では18件の質問がありました。数が多いので、投資判断に役立ちそうなものにしぼって紹介します。

 

コメダHDの株主総会 質疑応答の模様

Q.1 完全分煙の店舗を作ってほしい。
A.1 新規出店は完全分煙の店舗となっている。なお、既存店も改装によって60%が完全分煙化されている。

 

Q.2 各店舗の原材料・メニューの指導はどうなっている? まずい料理を出す店舗がある。
A.2 まずい料理を提供してしまったことは申し訳ない。本部のスーパーバイザーが店舗の清掃状況や商品のチェックをおこなっている。また年2回の覆面調査の実施や動画マニュアルの配布をおこない、全店舗で質を一定に保つための施策を実行している。原材料も店舗によってムラがないよう、本部が定めた卸業者のみから買うことをマニュアルに定め、フランチャイズの店舗に指導している。

 

Q.3 上海の店舗をスタバの隣に出店したようだが、同業他社と隣接させることでコメダにメリットはあるのか?
A.3 コメダが「良い場所だ」と思って出店場所を決めると、そこにはだいたいスタバがいるという状況。意図的にスタバの横に出したわけではない。上海のスタバは「アメリカ的なおしゃれさ」を求める上海の若者に人気だが、しゃびしゃびのコーヒーが出てくる。コメダは日本企業なので「アメリカ的なおしゃれさ」はないが、しっかりとした味のコーヒーで、上海の方々の胃袋をつかんでいきたいと考えている。

 

Q.4 今後店舗数をどのくらいまで増やす予定か? 社長と高橋取締役が株式保有していないのはまずくないか?
A.4 2020年までに1,000店舗を目指している。専門家と試算したところ、日本国内では1,400店舗まで出店余地があることを確認しているため、最終的には1,400店舗を目指していきたい。社長・高橋取締役をはじめ役員は、ストックオプションを持っている。そのため「株主」欄には表示されないが、実質的には株主と同じ目線で経営をおこなっている。

 

Q.5 コメダの社員教育の方針について、どういった内容でどれくらいの頻度でおこなっているか、数字で教えてほしい。
A.5 ここ3〜4年でフランチャイズ店向けの教育システムを整備した。スマホやタブレットで使えるEラーニングシステムを開発し、社員の85%が利用している。また、今期より全国で店長を対象とした接客研修やクレーム研修などを実施しており、今後はアルバイト研修や接客コンテストなども開催予定。コメダの一番の強みは「接客」であるから、これを極めていきたい。

 

Q.6 株主優待に関して、プリペイドカードを作るのと紙で優待券を印刷するのでコストが高いのはどちらか?また、KOMECAを複数持つのは大変なので、優待の度にKOMECAを送付するのではなく、ポイント移行できるようにしてほしい。
A.6 プリペイドカードにしたのは株主への郵送費を抑えるため。KOMECAの使い勝手が悪いという指摘はいただいているので、ポイント移行できたり、手持ちのカードに優待額をチャージできるように改良していきたい。

 

Q.7 連結損益計算書について、店舗閉鎖による特別損失や特別利益はどこに計上されているのか? 特別利益や特別損失といった項目がないので疑問だった。
A.7 コメダ珈琲店は9割がフランチャイズ店であり、今回閉鎖した店舗はすべてがフランチャイズ店だった。そのためコメダが保有する資産ではないために損失は発生しておらず、損益計算書にも計上していない。9割がフランチャイズ店で店舗の拡大縮小を機動的におこなえるのがコメダの強みである。

 

Q.8 自社株買いや公募増資の予定はあるか?
A.8 今のところ計画はない。

 

Q.9 海外展開はどれくらい重視しているか? 方針は?
A.9 コメダの基本方針である「くつろぎスペースの提供」は先進的で“忙しい”国の人に受けやすい。そのため、台湾や韓国などに適していると考えている。国ごとの特性から適した場所を見極め、必要があれば現地の人々の好みに合わせつつ、海外出店を進めたい。

 

コメダHDの株主総会を終えての感想

質疑応答は全部でおよそ1時間30分ほどでした。上場後初めての株主総会だからかもしれませんが、非常に長かったです。質問締め切り後、11時50分ごろから議案決議に入り、全可決で終了しました。

上には多くを載せていませんが、株主優待でもらえるKOMECAの使い勝手の悪さを指摘する質問が多かったように思います。ICカード式の優待は「最先端」のイメージがあるので、若者にも使ってもらいやすいという狙いで優待に設定されているようです。

しかし、いまの制度のように毎回KOMECAが送られてくると、前のカードと区別が付かなくなってしまいます。1枚のKOMECAに優待金額をチャージできるようにすることや、優待券での配布を希望する声が多く出ていました。

愛知県発祥の「モーニング文化」を日本中に広める立役者であるコメダHD。積極的な店舗展開と新たなコンセプト店をひっさげ、業績をどんどん伸ばしてくれることを期待しています。